虫の声

8月も半ばを過ぎると、まだ暑いながら
虫の声がどんどんと増えてきます。
江戸時代には「虫聴き」というおでかけがあり
花をめでにどこかに行くように
虫の声を聴くためにちょっと郊外にお散歩をして
夕暮れ虫の声に耳を傾けたと何かで読んだことがあります。
なんとも風流です。
「あ~きの夜長をなきとおす、ああおもしろい虫の声」
などという歌、そういえば今の子どもは知らないかも…。

でも今も、虫の声に季節の変化を感じで
しみじみとする気持ちはきっとまだ多くの人が持っているのではないでしょうか?

さて、昨日、善福寺公園に観察会に行ったら
こんな虫を見ました。
その場にいた人は皆知っていて、基本的な虫のようでしたが
私は初めて見たのでした。
虫の声_e0047581_5155499.jpg

カネタタキの♂。
写真に撮ると伝わりませんが、小さいのでかわいいのです。
こんな小さくても「チッ、チッ、チッ、」と金属音で鳴くのだそうです。
確かに聞いたことがあります。
木の上にいるそうですが、よく飛んで、このときも
仲間や私にとまっていました。
羽はとても短くて帯のように見えます。
チビTを着ている感じですね。
小さくても元気でがんばってる感のある虫、
今度声を聞いたら親しみが増しそうです。
by nabana05 | 2011-10-03 05:29 | 虫と動物

東京の片隅で昔ながらの緑を再現することを目指しています。活動の紹介や、地域の自然との出会いを書いています。


by nabana05
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