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草と言葉

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カテゴリ:東京散歩日和( 10 )

成城みつ池緑地観察会

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この写真は世田谷区の成城、野川の流れにほど近い国分寺崖線の一角にある
「みつ池神明の森」という森で撮影しました。
ふだんは人がはいることはできない閉鎖管理地です。
手入れをしているボランティアさんも月3回程度など、入る日数が決められているそうです。
それほど厳しくしているのは、東京23区ではめったに見られない手の入っていない古い緑地だからです。
谷戸のような風景の中、湧水の小川が流れる様子は予想以上のものでした。

春の野草たちが顔を出し始めていました。
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一つ一つの群落はそんなに大きくないけれど
色んな種類の野草たちが暖かな日差しをあびていました。
植物たちは決して動かすことなく出てきた場所で咲かせているそうです。

カワゲラ、トビゲラなどの水生昆虫を見せていただいたきました。
サワガニも生息しています。
水生昆虫は種類が多く、定期的に調査もされているようでした。
また土壌生物の話もうかがいました。
たくさんいるミミズの種類を専門家に同定してもらったそうです!
土壌は本来環境をはかるのにもとても重要なようですが
あまり興味を持って見ることはありませんでした。
土がほんとはその場所の環境の要なのですよね。
土壌にも目を向けて、
総合的な環境というものを感じることの価値を
教えていただきました。
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お花がきれいなのは楽しいけれど、そのために植物を動かしたりすることを考えるのではなく
あくまで環境の維持を心がける。植物がどのように変化していくか、きちんとデーターを取り見守っていく。生物多様性の維持をこころがける自然との接し方は、ダイナミックな改変では決してなく、ゆっくりと見守る作業です。人間が快楽を求めるために何かを変えていくことはしませんが、下草刈りなどは行い、風や光が通るようにしていきます。これは生きもののためですが人にとっても美しい場所を作ることになります。この美しさをわかちあえる人が一人でも多くなってほしい。それが私にとっては社会を変える事になるのだと感じています。
みつ池のボランティアさんたちはこの美しさがわかる方達の集まりだと感じました。

お昼にクマザサのお茶をいただきました。
こうばしい森のめぐみが体の中にしみわたりました。

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by nabana05 | 2017-03-27 16:03 | 東京散歩日和 | Comments(0)

多摩川まったりお散歩

コース 和泉多摩川易~緑地公園グランド上~水辺の楽校へ
     ~水辺の楽校内歩き~和泉多摩川駅 ゆっくり歩いて 2時間弱

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狛江を知り尽くした大先輩の案内で
狛江の水辺の楽校に行きました。
「多摩川は空の広さが好き」
といっしょに歩いた仲間が言います。
広い空のもと、たくさんの水鳥が群れて
シラサギがいっせいに飛び立ちます。
身近にこんな雄大な景色があったのだなー。


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黒い穂が似合う小道です。
チカラシバかな?


草たちがせいいっぱいに実をつけています。
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何に似ているでしょう?ハリネズミ?
トゲトゲはおどかすためでなく、動物や人間にひっつくためのもの。


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センニンソウ。おもしろい実ですね。
これが似ているのは?「仙人のヒゲ!」ということで名づけられたらしいです。


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秋の花もまだまだ見られます。
アカマンマ、ミゾソバ…。
これはクコ。実が有名ですが花もかわいい。


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木の間に見え隠れする池。

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こんなのも…。
何か物語が始まりそうです。

多摩川はアレチウリなどの外来植物がはびこって
駆除がとてもたいへんと聞きます。
でも、苦労して駆除してくださっている方々のおかげもあって
どこか昔懐かしい風景に出会えました。

子どもにも大人にも楽しい東京散歩道をこれからも探したいです。

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by nabana05 | 2012-11-09 05:28 | 東京散歩日和 | Comments(2)

早春の花々~都立薬用植物園

先日玉川上水といっしょに都立薬用植物園にも寄りました。
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クリスマスローズが美しく咲いていました。
文字通りクリスマスのころ咲いているものもありますが
本来早春の花のようです。
もうミツバチが出ているのですねーー!

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もうこの時期には終っていることが多くてつい見逃すセツブンソウが今年はきれい!
周りの白いのが萼片で黄色いのが花弁らしいです。
キンポウゲ科には
クリスマスローズみたいに花弁が退化して萼しかないのもあるけれど
これはまた、おもしろい花弁ですね。

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オウレンの仲間、たぶんキクバオウレンだと思います。


早春の花、みんな「キンポウゲ科」の仲間です。
そのうちセツブンソウはスプリング・エフェメラルと言われ
早春にだけ葉をだし花を咲かせ
すぐに地上から消え去ってしまします。
そのはかない感じが春の妖精というわけで
花のかわいさ、はかなさ、「スプリング・エフェメラル」という言葉のすてきさとあいまって
なんとも人々を魅了するのです。
フクジュソウ、ニリンソウ、ユキワリイチゲ…。
名前を聞いただけでも疲れたた心をじんわり癒してくれます。
キンポウゲ科の妖精はまさに春を運ぶ妖精ですね。

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by nabana05 | 2012-03-14 18:31 | 東京散歩日和 | Comments(2)

玉川上水早春スケッチ

雨上がりの玉川上水に下見にでかけました。
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いっしょに歩いたKさんはクモ昆虫に詳しい現代の「虫愛づる姫」の一人です。
さっそく、小さな小さなゴミグモが網をせっせと作り始めたのを
次々とみつけていきます。
「クモが網をはると晴れ」の言葉通り、いい天気になってきました。

まだ草はあまり出ていなくて代わりに
こんなのがたくさん!
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キクラゲでしょうか。
たくさんの落ち枝についていました。

またこんなのも…
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森のカステラをどうぞ。

でばなく、裏っかわがみえてるサルノコシカケ。


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去年もみた、謎の傷…。
エゴノキだったと思いますが、
いくつもついています。
キツツキにしては浅すぎる傷。
虫でしょうか??

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クロテンフユシャクのオス。
これは薬用植物園でとりましたが、上水沿いにもいました。
Kさんがみつけてくれました。
フユシャクは成虫で越冬するだけでなく冬が恋の季節…。
メスは翅が退化しているという変わり種。

いろんな生きものたちがいるものです。

もうひとつ玉川上水を歩くといつも小鳥の密度が濃いなと思います。
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このコゲラは地上50センチくらいのところをつついていました。
公園などを歩く時より小鳥の声がよく聞こえます。
このあたりには緑地が点々としているので
その緑地をつなぐ緑の回廊の役割をしていて
小鳥の通り道となっているのでしょうか?
一つの緑地が小さくてもそれが細い緑の道でつながれると
生き物にとっては大きな緑地と似たような効果を持ちます。
玉川上水のような緑の回廊は都市にはとっても大事。

今小金井市を中心に桜並木の復活工事が進められています。
玉川上水は歴史遺産でもあります。
生き物の為には雑木(そうき)は大事。
桜の為には雑木(ざつぼく)は邪魔。
双方の折り合いをうまくつけて緑の回廊としての役割を失わない
工事だといいなと思います。 

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by nabana05 | 2012-03-09 09:53 | 東京散歩日和 | Comments(2)

小田急自然ふれあい歩道その3 高遠桜~四谷大木戸

間を開けないで書こうと思っていたのにしっかりあいてしまいました。

さて、新宿御苑大木土門から駐車場入り口へ向かう車道を渡ると
そこに一本の木が植えられています。
この木はそんなに高くないのですが
不思議と花が咲いた時にはとてもひときわ大きくなった感じがします。

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天下の名桜と言われる高遠小彼岸桜。
ソメイヨシノより一週間~10日早く咲く気がします。
明治初期、高遠の桜馬場にあった桜を城址に移植したのが始まりで
今は高遠城址には1500本も、この桜が植えられているそうです。
エドヒガンとマメザクラ(またはキンキマメザクラ)が関与しているといわれ
固有の品種として認められています。
とても気品のある薄桃色。惚れこめる桜です。
江戸の初めから新宿には内藤家の屋敷がありましたが
内藤氏はやがて高遠の藩主となるので、その縁で
この桜が植えられているというわけです。

さて、このあと「小田急自然ふれあい歩道は」四谷区民センターの
駐輪場を抜けていきます。「なぜここを!」と思いますが
駐輪場の先の金網に「玉川上水」の説明が…。
区民センターの中には東京都の水道局が入っています。
昔ここは四谷大木戸があり、玉川上水はここから暗渠となって
江戸市中に運ばれていました。
大木戸には水番所があり、上水を監視していたわけです。
今、同じ場所に水道局!
2,3年前一回訪ねて行って、金網の中に何があるか聞いたことがありました。
とても親切に教えていただきました。
下水の水栓があるそうで、地下にある4本の水路のうちの一部に
もと玉川上水の水路を使っているのだそうです。
だからうらぶれた(失礼!)この場所に説明が書いてあったのです。
「ブラタモリ」を見たらタモリさんがやはりこの水道局を訪ねていました。

さて、四谷区民センターのビルを抜けるとそこは外苑西通りと新宿通りの交差点。
この交差点がもと四谷大木戸のあったところだそうです。
振り返ると玉川上水関係の石碑・説明板がいくつかあります。

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これは昭和34年の丸ノ内線の工事で出土した玉川上水の石樋を利用した碑だそうです。

ここから暗渠になり江戸の人々にとって大事な水を供給していた玉川上水ですが
まだ余っていてそれを余水として水路に流していました。
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その水路の跡を見ることができます。
ここを「ブラタモリ」では特別許可を得て歩いていました。
さすがテレビ。うらやましいです。

この水路跡はしばらく続いていますが、大都会の中でちょっと不思議な静かな雰囲気です。


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by nabana05 | 2011-05-15 06:38 | 東京散歩日和 | Comments(2)

小田急自然ふれあい歩道その2 玉川上水内藤新宿分水散策路

太宗寺から新宿御苑散策路にもどって
再び管理門から大木戸門に向って歩き出します。
前にも書いたように、ここは2010年4月から
「玉川上水内藤新宿分水散策路」として生まれ変わりました。
新宿区は「まちの記憶」として、ここに玉川上水の流れをしのぶ
小川を整備したのです。
「まちの記憶」ってなかなかおしゃれな発想だと思いました。
都市が過去の景観へさかのぼる発想をするって
ちょっと前まではあり得なかった気がします。
木を切ることなく、無理のないほんとに細い流れで
まわりに武蔵野で見られる山野草を植えています。
ただ、今は節電で水を流していません。
玉川上水はもともと導水したものですから
今はポンプでくみ上げるしかないわけです。
ここに限らず湧水の枯れ果てた今、
東京の水辺の多くは電力を使っているのですよねー。
東京の自然をめぐるのは私のテーマでもありますが
大都市の自然というのは「自然」といっても「人工」の力を
使って作っているところが多いのですね。

草はよく整備されていて元気に伸びていました。

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リュウキンカ。
沼地や湿地の植物。尾瀬のリュウキンカが有名。
かつては武蔵野にも湧水の近くには湿地があったはずだから見られたのかなー。

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ナルコユリ。
これは見られたことでしょう。
このほかには、ニリンソウ、ヒトリシズカ、エビネなどが木漏れ日に清楚な花を揺らしていました。
今はみごろかも…。


さて、ここから大木戸門に抜けて、新宿御苑の駐車場の前を横切ると
目の前にそれほど高くない桜の木が植えられています。

続く…

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by nabana05 | 2011-05-04 06:46 | 東京散歩日和 | Comments(2)

小田急自然ふれあい歩道…太宗寺

小田急自然ふれあい歩道の調査にまたでかけました。
よく考えられたコースなので何回かに分けてコースを紹介していこうと思います。
新緑を吹きわたる風が気持ち良い土曜日。
新宿御苑まで歩いて、新宿御苑散策路に少し入り
そこから左折。
新宿の歴史には欠かせないお寺です。
新宿御苑は内藤家の下屋敷ですが、
その内藤家の菩提寺が太宗寺。
それだけでなく、閻魔大王や奪衣婆が
庶民の信仰を集めました。
以前御開帳のときに撮影しました。(撮影OKでした)
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今日は朝も早かったせいか静かな境内。
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ケヤキ若葉と閻魔堂。
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墓所の奥には内藤家のお墓も残されています。
かつては300坪あったという内藤家の墓所、今はひっそりと3基ですが、
往時を想像しながらお参りしました。

続く…

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by nabana05 | 2011-05-02 17:27 | 東京散歩日和 | Comments(2)

内藤新宿分水散歩道 花便り

小田急の自然ふれあい歩道の調査員をしていて
新宿御苑の散策路をよく歩く。
ここに玉川上水の流れをしのぶ小川ができて
約2カ月。
植栽された植物がどんどん咲きだしている。
今のところ、ほとんどの植物がうまく根付いているようだ。
ワレモコウがちょっとあぶないけれど。
武蔵野にもともとあった植物種が主に植えてあるという。
なかなかイキなはからいである。
流れのできる前から、夏は涼しくてたまに歩いている人がいたが
とても歩く人が増えた。水は人を呼ぶのだなー。

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オオバギボウシ。日影でもよく育って大きな葉がみずみずしい野草だ。
ポールスミザー氏はイギリスでこの草にあこがれ
日本の山にふつうに生えているので「すごい!野生だ!」と思ったそうだ。
日本ではめずらしくないけど、こういう流れのそばだとけっこう引き立つ。
山菜(ヤマウルイ)として食べるがシャキシャキしておいしい。

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ノアザミ。春から初夏にかけて咲くアザミ。
もっともちゃんと形で見たわけではなく
今咲くのならノアザミだろう、と思っただけである。
秋咲きのはノハラアザミ、タイアザミなどが良く見られる。

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フシグロセンノウ。
山の植物というイメージがあるが
この辺にもあったのかな。
この色の花はなかなかないので印象に残る。
高校生の時長野の山で道に迷って藪こぎをしたとき
この花が咲いていて、初めて出会った。
不安な状況だったので花の色がやけに毒々しく見えた。
でも今見れば
かわいらしい花である。



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by nabana05 | 2010-06-28 05:15 | 東京散歩日和 | Comments(0)

新宿御苑玉川上水の散歩道

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ついに、新宿御苑の散策路に玉川上水の流れをしのぶ
せせらぎの散歩道が一部完成した。
4月22日に通水式があったそうだ。
新宿御苑の散策路は御苑と車道との間にあって
入園しなくても大木の間を歩ける道だが
かつてここに沿って流れていた玉川上水の
流れをしのぼうと小川が作られたのである。
(正確には散策路沿いの車道の下に下水道となって
水路が残っているらしい)
先日ようやく行ってきた。
水深は10センチ、幅1メートルくらいのほんとに小さな川だ。
岸辺にはヤブコウジやらキチジョウソウやらセキショウやら
武蔵野の地に昔からあったと思われる植物が植えられている。
カタクリも植えられていたが雑木林ほどは
冬明るくならないのでうまく花を咲かせるか?
この植物たちの成長もこれから歩く楽しみになりそうだ。
まだ、植物は養生中で低いネットが張られている。
玉川上水はこの先の四谷大木戸まで流れて
そこで暗渠になったそうだ。
四谷大木戸には水の番所があったので有名だが
その碑の立つ四谷区民センターのビルには
今も都の水道局があって都民の上水道を守っているのである。。
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by nabana05 | 2010-05-02 14:22 | 東京散歩日和 | Comments(0)

新宿御苑散策路工事中

新宿門から大木戸門まで、新宿御苑の脇を散策路がずっと通っている。
入場料をはらわずとも大木の中の小道を歩けるお得な(?)空間である。
この界隈を用事でしょっちゅう歩くが、今中央部の道は工事中。
かつてここを流れていた玉川上水にちなんで水路を作っているということだ。
完成が楽しみである。
そのため名物のイチョウのじゅうたんも今年は満足には見られないが、
通行止めになっている真ん中の道の代わりに
ふだんはあまり人が歩かない御苑の塀沿いに小道が通っている。
これが歩きやすく、気持ちの良い道。昨日は雨だったが木のチップでまったくぬかるまない。
いたれりつくせりである。
下の写真は下手だが紅葉が今年はきれいだ。
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by nabana05 | 2009-12-04 04:40 | 東京散歩日和 | Comments(3)