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草と言葉

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上野公園で一日おりがみ!

上野公園で一日折り紙をやりました。
自分でやるというか、来園者の方に折ってもらいました。

小さい子でも折れる「クマ」「ウサギ」「イルカ」
などや少しだけ複雑な伝統折り紙の「セミ」「カメ」など。
それらに10年後自然や生き物がどうあってほしいかの
メッセージを書いてもらいます。

今年の10月名古屋で「国連地球生きもの会議」が開かれます。
その会場にその折り紙を届けて展示するという
プロジェクトがあってそのお手伝いでした。
http://www.cop10-origami.com/
折り方などの質問を受けつつ
生き物のことを考えてもらって
会議の存在をアピールするという役割でした。
その役割をする人を私たちのグループでは「おりひめ」
と言っていて(男性もいます)かわいいおりひめ缶バッジも
もらいました。
「私はおりひめというよりはおりおば…」
とつぶやきましたが誰も聞いていませんでした。

「国連地球生き物会議」は
正式には「生物多様性条約第10回締約国会議」。
最近COP10としてマスコミにも取り上げられています。
「生物多様性」ということばはなかなかに難しくて
どうもピンときにくいのですが、
あるパンフレットには
「いろいろな場所でさまざまな生物が
お互いにつながりあい生態系の豊かさとバランスが
保たれていること」
とあります。
そしてその恵みを私たちがいただいているから
生物多様性は世界中で
ずっと将来にわたって保たれなければならなくて
そのために相談しあう会議、と言えばいいのでしょうか。

身近な自然に触れたり遊んだりするという
体験こそ大事と思います。
が、ときには地球規模とか10年後とかを
頭で考えてみることも必要で
「おりがみ」を折りながらだと
あまり堅くならず
楽しくそんな話がしやすい雰囲気になりました。
プロジェクトを聞いた時は
「ふうん、おりがみかー」
とよくわかりませんでしたが
なかなか伝える手段として優れていました!

私自身も「おりひめ」をやってみて
COP10で話し合われることをちゃんと
理解せねば、と思いました。
10月にどんな話し合いが行われるか
注目したいと思います。
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by nabana05 | 2010-08-29 07:09 | 伝える | Comments(2)

秋の準備

猛暑の中、善福寺川沿いに3時間以上歩きました。
小学校の秋の授業準備のお手伝いです。
おかげで、秋の予感をさがしながら歩くことになりました。
植物たちはもうちゃくちゃくと秋の準備です。
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コナラのドングリ。もうずいぶん大きくなりました。
コナラ、マテバシイ、クヌギ、シラカシ…。
みんなかわいい実をつけていました。
最もクヌギは高すぎてなっているのは見えず
下に落ちていた枝についていた実を見たのですが…。
クヌギ林にクヌギの小枝がたくさん落ちていました。
切り口は刃物で切ったようにスパッとしています。
こうした枝はたいていチョッキリのしわざです。
チョッキリが若いドングリに卵を産みつけて
枝ごと切り落とすのです。
小さな虫にとっての小枝はは
人間にとっての大木のようなもの。
それを産みつけては切り落とすチョッキリは
猛暑の中で、ものすごい働き物です。

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秋には茶色くかわいたボートとなってタネを乗せたまま
舞い落ちるアオギリの実。
このボートが一艘ずつバラバラになって
風に乗ってくるくる回ります。
ほんとに不思議な形です。
ボート5つでワンセットになっていますが
これがもと一つの花だったそうです。

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ものすごくたくさん実っているのはトウカエデ。
これは秋晴れの風のある日には
光をあびながら
くるくるくるくると降り注いできます。

と秋の情景を想像しながら歩きました。

このほかにもコブシは秋の準備どころか
春の準備でもうしっかり花芽をつけこの暑いのに毛皮のコートをきていました…。
ごくろうさまです。
いつも泥縄の私はコブシを見習うべきです。

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セミの出てきた穴。
なぜか一列に並んでいます。
セミもそろそろ出尽くしたかな?

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by nabana05 | 2010-08-23 04:32 | 季節 | Comments(3)

野に放す

昨日せっかく裏高尾の日影沢という
生き物の宝庫に下見に出かけたのにカメラを忘れてしまいました…。
残念。
楽しいものをたくさん見ましたが、
こんなものも…。
皆で初めに打ち合わせをしていると
耳の長いかわいいやつがちょこんと
顔を出しました。
ウサギです。
いくら生き物の宝庫でもさすがにノウサギはいません。
だれかがペットを放したのでしょう。
詳しい人の話では5羽はいたそうです。
4羽は高尾の森林センターで捕獲したと聞きました。
ウサギは肉食のアライグマみたいに
貴重な動物をどんどん食べてしまうということはないですが
もし増えたりすればそれなりに影響があるかもしれません。
ただ、恐らく野では生きていけないでしょうけれど。

放すといえば善福寺公園でますますこのチョウを見ることが多くなりました。
行けば必ずみかけます。
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ふわふわと飛ぶ美しいアカボシゴマダラ。
以前にも書きましたがあるとき突然神奈川県(埼玉県でも例)で発生したと言われる南国のチョウ。
調べると中国産だそうです。
外国産のチョウを生きたまま持ち込むこと自体禁止されていますが
そうした虫をわざと放す人を「放虫ゲリラ」と呼ぶそうです。
http://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/alien/25.html

低いエノキの木をよく見ると…
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幼虫の写真なので一応小さくしてみました。
背中のとげが4対がアカボシ、3対がゴマダラで
これはアカボシゴマダラの幼虫です。
以前からアカボシゴマダラは在来種のゴマダラチョウを追いやるのでは
と言われていました。
一方、住み分けるので大丈夫では、という意見も聞いたことがあります。
私の少ない経験では
在来種のゴマダラチョウ(成虫)を善福寺公園で
見たのは2008年まです。
去年と今年はまだ見ていません。
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2008年の善福寺公園で撮ったゴマダラチョウのボケボケ写真。

本当にゴマダラチョウは減ってしまったのでしょうか。
わかりませんが、アカボシの急速な増え方に違和感は感じます。
本来いないものを放すことでじわじわと生態系というものは変わるのだなと
実感しています。

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by nabana05 | 2010-08-15 04:24 | 虫と動物 | Comments(8)

北海道で清流を歩く

北海道は羊蹄山の山麓で
小川を歩いてきました。
羊蹄山とアンヌプリというスキーで有名なこの場所は
夏はラフティングなど自然体験を満喫できる
避暑地となります。
「冒険家族」という宿は、25年前に閉校した比羅夫小学校を
宿にしたところ。
いろんな体験もできます。
というわけで「清流ハイキング」に挑戦してきました!
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すてきなガイドお兄さんのもと清流を歩きだすと
「ひえー」という冷たさ!
水温7度ということで足が痛い!
ところがしばらく耐えているとたいしたことなくなります。
わたしは思わずドリアンを思い出しました。
一口食べて「しぬー」と思いましたが
三口目にふっと楽になったからです。
「マヒした」ということかもしれませんが。

クルミやミズナラの木、そして下草には巨大なイタドリ…。
今まで見た林と様子はずいぶん違ってわくわくします。

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清流のほとりにほほえむ美しい花。
トリカブト。写真だけとってそそくさと過ぎます。

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ヒトヨタケの仲間?
よくわかりませんがかわいいキノコです。

そしてやたらいたのがこれ
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殻がとんがっているカタツムリ。
この写真は清流で撮ったのではなく、宿の近くで撮ったのですが
清流のほとりにもやたらいました。
「オカモノアラガイ」らしいです。
東北や北海道に多いとか。大発生するらしいです。

清流のほとりや近くに白いかたまり…。
タマゴダケでした。
タマゴダケというのは白いかたまりの中から
赤いきれいなキノコが顔を出しているのを見たことがあります。
まだ赤いのは出ていなかったのですが
「割ってみて」とガイドのお兄さん。
割ってみるとー
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卵そのものではありませんかー。
目玉焼きはいかがですか?

楽しい清流歩きでした!
おしまいは羊蹄山麓の湧水がどんどん出ている
水源に着きます。
とてもおいしい水でした。

今、このあたりは海外の資本がどんどん入って
どんなふうに開発されていくか見当がつかないところがあるそうです。
この小川がいつまでも美しいままで残されますように。

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by nabana05 | 2010-08-08 06:29 | | Comments(5)