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草と言葉

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高尾山で見つけたもの

すっかり秋めいた日曜日
来週のイベントの下見に高尾山に行きました。

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1年で2度花を咲かせるシモバシラ。2度目の花は氷の花だけど
1度目のもシモバシラのイメージに違わぬ清楚な花。

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イヌショウマ。薬草にならず利用価値がないから「イヌ」
イヌ主婦の私としては親近感。

秋の花に心洗われたところで盛り上がるのはこっちでした。

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ハートのかわいいエサキモンキツノカメムシ。
集団で暮らしていました。
子育てをするので有名なカメムシです。
もう育ててはなさそうですが
子供たちもまだ近くにいました。
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虫の集団は気持ち悪いかもしれませんが
子供のうち群れて暮らす虫は多いですね。

高尾山の人出も昼になるにつれて
カメムシの子供に負けないくらい
たくさんになってきました。
高尾山はブームです。
かわいいファッションの山ガールにも
たくさん出会いました。
私の場合、山ガールはやったころには中高年
(あれ、自分で思いついたつもりだけどどこかで読んだ575かも)。
という感じですが,山が若い人にもブームって新鮮です。
トレイルランニングの人にも会いました。
疾風のごとく走り抜けるので自然を見る暇はないでしょうけど、
いつかふとゆっくり歩きたくなる時がくるかもしれません。
こんなに人が多いのはどうかと思いますが
高尾や山がブームというのは
自然志向の強まりで、自然を大事にしたいという人も
増えるでしょう。
高尾が特別いい、という感覚に陥りがちだけれど
近くの山々やここからつながる多摩丘陵の大きな
緑地あっての高尾山。
そうした感覚も忘れないようにしたいです。

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りっぱなきのこ。
オオイチョウタケ??

キノコも虫も美しい花もひっくるめての高尾山です。
来週のイベントでは子供たちに生きもののつながり
伝えられるかなー。

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by nabana05 | 2010-09-27 06:50 | 虫と動物 | Comments(5)

草の名と鳥

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目黒の自然教育園でカリガネソウという花を初めてみました。
カリガネとは雁のこと。ガンの飛ぶ姿をさすこともあることばのようです。
手前の方におしべがぐぐっと伸びていて
そこが写真ではぼけてしまいました。
そのおしべが首の長い雁のようで、花弁が羽をひろげているようだ
というわけです。
なるほど…。
カリガネは秋の風物。
江戸の人たちは雁の渡りを見ると冬支度をしなくてはと気がせいたようです。
今、東京で雁を見ることはほとんどできませんが
せめてカリガネソウで雁の渡りに思いをはせましょうか。

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ヤマホトトギスが咲きだしました。
これは花の点々模様が
鳥のホトトギスの体の模様ににているからついたもの。
鳥のホトトギスは初夏の風物として有名です。
山に行かなくても渡りの途中の声を
5月ごろ聞くことが今でもたまにあります。
昔は当たり前に聞いていて姿も良く見ていたのでしょう。
鳥は初夏の風物、
花は秋の風物というわけですね。
1年で2度親しまれるホトトギス。

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カラスウリ。
赤いのも秋の深まりを感じさせますが
ウリらしい縞模様もなかなかかわいいです。
これは人間は食べないけど
カラスが食べるのにちょうどいいウリという意味でしょう。
調べたらほかの説もあるそうですが。
赤く熟したのを開いて見ると
おいしそうな部分はなくていきなり種です。
鳥が飲み込みやすいように、
種がぬるぬるしたものに囲まれています。
5角形に近いちょっと変わった形をした種で
座った大黒様に見立てて、財布の中に入れると
お金がたまるというありがたい話も聞いたことがあります。
鳥が飲み込むには大きな種なので
カラスとかヒヨドリとか大型の鳥が種を運びそうな感じがします。


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ヒヨドリジョウゴの花が盛りです。
上の3つは自然教育園ですが
これは善福寺公園で撮りました。
冬になる赤い実もかわいいナス科の
つる植物。
ヒヨドリが好きだからヒヨドリジョウゴ。
でも赤い実はわりといつまでも残っています。
毒なんだそうです。
だからヒヨドリもほんとに好きなのかどうか…。
鳥に食べてほしいのかほしくないのか
はっきりしなさい、と言いたくなりますが
ちょっとずつ食べてもらうために毒を持っているらしいです。
長い間たくさんの鳥に食べてもらえれば
それだけいろんなところにばらまいて
もらえるとか…。
(参考『種子たちの知恵』多田多恵子)
割といろんなところに生えだすところをみると
その作戦があたっているのかも。

鳥の名前の入った秋の草特集でした。

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by nabana05 | 2010-09-18 05:39 | 草と木 | Comments(4)

自然観察を楽しむアート展で一日遊ぶ!

新宿御苑インフォメーションギャラリーの
自然観察を楽しむアート展2010
昨日が最終日でした。
娘二人を連れて遊びに行ってきました。
主催は私も所属している自然観察指導員東京連絡会。
昨日は仲間たちがいろいろお仕事をしているにも
関わらず、何一つせずひたすら参加者でした。
(平日にはお当番したし、ちらしもつくったし…と言い訳…)
娘たちは展示を楽しんでからまず
シュロのバッタとネコジャラシの動物を作りました。
Oさんにとてもわかりやすく教えていただきました。ありがとうございます。
ススキのバッタと同じ作り方ですが
温暖化もあって増えているやっかいもののシュロで作るところがポイントです。
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上のが長女(20歳)作、下のが次女(10歳)作です。

今年は特別にCOP10に生き物の折り紙を届けよう、という折り紙プロジェクトのため
2階の会議室が使用できることになっていました。
「折り姫」さんたちに教えてもらいながら、「一回転する馬」など折り、
長女はタヌキ、次女はウサギにメッセージを書いて貼ってきました。
次女は、近所からきているという小学生とすっかり仲良くなりました。

午後はミニ観察会に参加しました。
お客さんが集まると随時出発する観察会です。
ひときわ目を引くモミジバスズカケの大木の前で
「ここにくぎを打ったら10年後どうなるかな」とFさんが質問。
「さびる」と次女。「まわりがもりあがる」と長女。
さて答えは??
皆で草木を見ながら考えるって楽しいもんです。
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ヤブミョウガの花の観察をしていて
できたての実の周りにガクが3枚残るのだと教えてもらいました。
そしてできたての実もつやがあってなかなかきれい。
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ミツバチと思われますが、
2匹で道の真ん中でずっとなにやら頭をこすりあわせるような感じで
もぞもぞ動いています。
私は、交尾っぽいね、と言いましたが
考えてみたらミツバチが交尾するのはオスバチと女王蜂だけですよねー。
では何をしていたのでしょう。
片方が踏まれたか何かで弱っていてもう一匹が助けようとしていたのでしょうか。
だとするとそのミツバチの名前はきっと「ハッチ」です。
左が黒っぽくて右が黄色っぽいので
ニホンミツバチとセイヨウミツバチが出会っているとか?
まさかちがいますよね…。

観察会の最後にクモのまどいをみつけみんなで見ました。
午後の光のさす中、コグモたちがシルエットで浮かびます。
人に驚いて散ったコグモたちがまた空中の網のような糸をたどって
集まってくる様子に、こんな小さな小さなコグモも一生懸命
生きようとしているのだな、としみじみしました。
とても楽しい観察会でした。HさんFさんありがとうございました。

今回アート展参加者に徹してみて改めて
とてもいいイベントだと思いました。無料でこれだけ楽しめるイベントは
ほかにはめったにないです。(自画自賛)
展示も、どう伝えるかについていつも考えている人たちの
作品なのでどれも楽しいです。
今年も宣伝したけれど、来年はもっと宣伝してみなさんに来ていただこうと思いました。

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by nabana05 | 2010-09-13 05:48 | 伝える | Comments(2)

今朝の秋

やっと雨!
でも降りすぎで各地に被害ももたらしました。
ただ、台風は熱帯夜も運び去りました。
(一時的にでしょうけど)
で、朝、外に出てふと頭に浮かんだ言葉が
「今朝(けさ)の秋」。
秋の始まりの心が引き締まる気分が現れていて
好きな言葉です。
でもこれはほんとは立秋の朝を表す言葉。
まだ夏なんだけれど、朝風の様子が
少し違う気がして「今朝の秋」となるわけです。
立秋は今年は8月7日。
秋の気配を見つけることは困難でした。
例年いつごろ秋を感じるのでしょう。
立秋はいつもムリですが
お盆を過ぎたころ朝風や夕風の
違う日が混ざってくる気がします。
8月20日過ぎになると
夕暮れの光線がやけに斜めだなと思います。
その光がきれいでハッとする日が混じります。
子供のころはこれにヒグラシの声が重なりましたが
もうヒグラシの声が家の周辺できけなくなって
何年もたちます。
今年は秋の気配をほとんど感じることなく
台風9号を迎えた感じでした。
光が斜めできれいだった夕暮れは
今年もあったに違いありません。
でも晩夏の気配を感じる気分になりませんでした。
食べ物などで旬を感じにくくなっているとよく言われますが
これからもこんな年が続いたらますます季節を
味わいにくくなりそうです。
ただ季節を感じる心は持っていたいなと思います。
朝風の気配に秋を感じたり
昔生活とともにあって大事にされた
秋の七草、春の七草をいまだに大事にしていたり
ほかの国では「騒音」とされる
虫の声に風情を感じたりする感性は
日本人の財産みたいなもの。
子供たちがこの感覚を受け継いでいってほしいものです。
大人として何が伝えられるのでしょう。
環境の変化のなかで
何をしたらよいのかしら、とここまで書いて考えてしまいました。


今朝の写真です。

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じっと止まっていました。
秋といえばやっぱりこれですねー。

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しだいに色づいてきています。
いつも実が少ししかならないけれど
今年は剪定したせいか実がたくさんついてよかったです!


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キツネノマゴ。名前と花が意外とかわいい雑草です。
一本でもたくさん花をつけるのでシジミチョウがやってきて
ずっと飛び回っては蜜を吸っています。
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by nabana05 | 2010-09-09 17:56 | 季節 | Comments(2)

ちょっと無理やり ぷちアート

暑さに加えて日照りが深刻になってきました。
いろいろなところで野草が元気を失っています。
農家の方のご苦労はひととおりではないでしょう。
一日も早く恵みの雨が降りますように。

ともかくカレンダーでは9月。
涼しく潤いのある秋を夢見て
無理やり芸術の秋特集です。

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7月末。善福寺公園。
ハキリバチの仲間。クズの葉を丸くきれいに切っています。
これらの葉で卵をくるみ幼虫の育つ部屋を竹筒の中などに
作ります。
「昆虫と植物の不思議な関係」という本(右のライフログにあり)によると
「クズハキリバチ」というハキリバチの場合は一頭の卵のために
150枚くらいの葉を切っていたとありました…。
人間の愛情と違うのはわかっていますがそれでもちょっとぐっときますねー。

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8月末。善福寺公園。
カラスウリの葉にレースのような部分が…。
葉脈だけ残して柔らかいところだけを
かじっています。たぶんトホシテントウの食べ痕。
見事なものです。


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9月1日。善福寺公園
カラスウリの葉の上でクロウリハムシが
食事中。まず円形に印をつけてからその中を食べるようです。
「これボクの食べるとこ!ほかの人にはあげないよー」
と確保するのでしょうか?
いえいえ、なぜ印をつけるか
きっともっとそれらしい理由がきっとあるにちがいないです。
水分か何かきっと遮断したいものがあるのだと思うのですが…。

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9月1日。善福寺公園
ぷちアートの真打登場です。
ウズグモの仲間の網。
きれいな水平の網の真ん中に渦巻きの模様を作り
その裏に自分は隠れて獲物を待ちます。
蜘蛛の巣の白い模様を「隠れ帯」といいますが
これを作る理由もいろいろ言われているようです。
この隠れ帯は光を反射してちょっと虹色でした!

自然観察を楽しむアート展2010
が新宿御苑のインフォメーションギャラリーで開かれます。無料ですのでお近くにお寄りの際はどうぞお越しください。

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by nabana05 | 2010-09-02 10:04 | 虫と動物 | Comments(6)