小田急自然ふれあい歩道その2 玉川上水内藤新宿分水散策路
2011年 05月 04日
再び管理門から大木戸門に向って歩き出します。
前にも書いたように、ここは2010年4月から
「玉川上水内藤新宿分水散策路」として生まれ変わりました。
新宿区は「まちの記憶」として、ここに玉川上水の流れをしのぶ
小川を整備したのです。
「まちの記憶」ってなかなかおしゃれな発想だと思いました。
都市が過去の景観へさかのぼる発想をするって
ちょっと前まではあり得なかった気がします。
木を切ることなく、無理のないほんとに細い流れで
まわりに武蔵野で見られる山野草を植えています。
ただ、今は節電で水を流していません。
玉川上水はもともと導水したものですから
今はポンプでくみ上げるしかないわけです。
ここに限らず湧水の枯れ果てた今、
東京の水辺の多くは電力を使っているのですよねー。
東京の自然をめぐるのは私のテーマでもありますが
大都市の自然というのは「自然」といっても「人工」の力を
使って作っているところが多いのですね。
草はよく整備されていて元気に伸びていました。
リュウキンカ。
沼地や湿地の植物。尾瀬のリュウキンカが有名。
かつては武蔵野にも湧水の近くには湿地があったはずだから見られたのかなー。
ナルコユリ。
これは見られたことでしょう。
このほかには、ニリンソウ、ヒトリシズカ、エビネなどが木漏れ日に清楚な花を揺らしていました。
今はみごろかも…。
さて、ここから大木戸門に抜けて、新宿御苑の駐車場の前を横切ると
目の前にそれほど高くない桜の木が植えられています。
続く…
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