大泉を歩く 1 牧野記念庭園
2006年 01月 15日
1月7日 よく晴れた寒い日、仲間と練馬区の大泉を歩きに行った。
まず、牧野富太郎博士の住んでいた地に作られた「牧野記念庭園」。広いところではないが、様々な種類の植物が植えられており、楽しい。今の季節、草はほとんど姿を消しているが、草の見られる季節に行けば一段と心躍るだろう。
門の際に立つ高木。落葉していたが、黄色い実が鈴なりにぶら下がっていた。なんだろう。近付いてプレートをみると「センダン」とある。ああ、「センダンは双葉よりかんばし」とはこの木のことか、と思い図鑑をみたら、このことわざのセンダンは「熱帯産のビヤクダン科のものでこの木とは関係ない」とあった。漢語の植物名がもとと違う植物の名に付けられてしまう事はときどきあるようだから、これもそうしたものの一つだろうか。葉の出る季節に香りを確かめたい。
よく整備されてしかも草木が自由にのびのび生きている空間であった。植物の研究に偉大な功績のあった牧野博士は、学歴は私塾で学んだのみのようだ。東大で研究を許され、後には理学博士となる。支えてきてくれた妻がなくなられ、妻への感謝の思いを短歌にした書がかけられていた。その書の字や綿密な植物画の一つ一つにも博士の精魂がこめられている気がした。博士が発見したササには奥様の名がつけられている。心に染みる記念庭園であった。
まず、牧野富太郎博士の住んでいた地に作られた「牧野記念庭園」。広いところではないが、様々な種類の植物が植えられており、楽しい。今の季節、草はほとんど姿を消しているが、草の見られる季節に行けば一段と心躍るだろう。
門の際に立つ高木。落葉していたが、黄色い実が鈴なりにぶら下がっていた。なんだろう。近付いてプレートをみると「センダン」とある。ああ、「センダンは双葉よりかんばし」とはこの木のことか、と思い図鑑をみたら、このことわざのセンダンは「熱帯産のビヤクダン科のものでこの木とは関係ない」とあった。漢語の植物名がもとと違う植物の名に付けられてしまう事はときどきあるようだから、これもそうしたものの一つだろうか。葉の出る季節に香りを確かめたい。
よく整備されてしかも草木が自由にのびのび生きている空間であった。植物の研究に偉大な功績のあった牧野博士は、学歴は私塾で学んだのみのようだ。東大で研究を許され、後には理学博士となる。支えてきてくれた妻がなくなられ、妻への感謝の思いを短歌にした書がかけられていた。その書の字や綿密な植物画の一つ一つにも博士の精魂がこめられている気がした。博士が発見したササには奥様の名がつけられている。心に染みる記念庭園であった。
by nabana05
| 2006-01-15 06:21
| 緑地訪問