ブログトップ

草と言葉

kusakoto.exblog.jp

<   2011年 03月 ( 4 )   > この月の画像一覧

内藤新宿分水散歩道だより~完成!でも水はない~

昨日「小田急自然ふれあい歩道」の調査にでかけました。
整備していた内藤新宿分水散歩道はすてきに仕上がっていました。
まだ3年目の整備を予定では続けてすることになっていますので
完全な完成ではないと思いますが、なんと1年間あった養生用の青い網もとれ
植栽も身近な山野草で品よくまとめられています。
ニリンソウも葉っぱを出していました。
カタクリが木陰でかわいらしく咲いています。
e0047581_43147.jpg

向う岸にあったので近付けずひどい写真ですが…。
そしてこの名札!なんとバーコードつきです。
携帯で読み取ると花の画像が見られます。
向こう岸の遠い名札のバーコードをどう読むかはちょっと疑問でしたが
手前にもたくさん植物はあるので
気が利いてます。
こんな高級な名札を初めて見ました。
でも、残念ながら小川の流れはありません。
e0047581_413136.jpg

なぜかというと
e0047581_4155529.jpg


考えてみれば、人工的に小川を作るということは
それだけ電力を使うということなのですね。
水は工事で湧き出た地下水の利用だったと思うので
流れ出てくるものを利用しているわけですが、
くみ上げには電力を消費します。
もう小川や用水路のなくなってしまった都会。
こうした流れは人の心を確かにうるおしてくれて
ここもすてきな場所です。
水の流れは生き物たちも多様にしてくれます。
都会で自然のような環境を作ろうとすると
それは場合によってはエネルギーを使うことでもあるのですね。
もっと広げれば、今、都会の水辺で電力を使うことをすべて
やめたら、多くの池が干上がってしまうでしょう。
湧水は枯渇したり不足しているところがほとんどだと思います。
そのことは電力が復活する時が来ても
覚えていなくてはいけないな、と思いました。
ここはもともと人工的な流れ、という認識が
誰にもある場所ですが、都会で「自然」と思い込んでいる
ものも実はとても危ういものなのかもしれません。

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
クリックお願いいたします
[PR]
by nabana05 | 2011-03-31 04:39 |

春の話題

我が家の植木鉢に自然と出てきた草が
花を咲かせました。
e0047581_13412513.jpg

直径2ミリくらい。
たくさん花をつけてかわいらしい。
まだ茎をのばしていないので
葉の中から「こんにちは!」という感じです。
この花を拡大すれば「ワスレナグサ」になります。
同じムラサキ科のキュウリグサ。
ムラサキ科の花はなんともキュート。
キュウリグサは葉っぱをもむときゅうりのにおい。
春っぽいにおいです。

最近ツィッターを始めてみました。
まだよくやり方もわかっていませんが
それでも震災に関しての支援の情報が
ほしいと思って少しフォローしたら
自分のページに
どこでどんな支援をしているか、
などの情報が集まるようになりました。
「おお!!」と感心しました。
ほんとに鳥のさえずりみたいに
誰かが発信してそれが広がっていき
行動に結びつく。
春は鳥のさえずりもさかんですが
人間界のさえずりもなかなか負けてはいないもんです。

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
クリックお願いいたします
[PR]
by nabana05 | 2011-03-29 13:45 | その他

ヒメカンスゲの花

玉川上水緑道にでかけました。
木はウグイスカグラやアセビの花、
芽がふくらんだ木々がにぎやかな
春を連想させてくれました。
草のほうはまだ、おそるおそる顔を出し始めた
という感じでした。
そんななかでこんな花が…。
e0047581_1721067.jpg

雑木林などに多い、ヒメカンスゲです。
アップしてみると…
e0047581_1735282.jpg

地味ですが、ちゃんと咲いています。
これは、雄花。白いひげひげは雄しべ。
では雌花はというと…
e0047581_1781631.jpg

写真が小さめですが、茎のなかほどから
出ている小さい穂がめしべです。
茎のてっぺんに雄しべが出て花粉を出し
めしべは茎の中ほどからいくつか穂をだして
やがて実になるのです。
数年前、初めてこの花を教えてもらったとき、大先輩から
「ヒメカンスゲの花はトウモロコシみたいなのよ」
と言われました。
私は「これって花なんだー」というところに感心していたので
いきなり「トウモロコシ」と言われて驚いたのですが、
雄花と雌花の付き方はトウモロコシといっしょだったのです。
ヒメカンスゲの他の特徴は忘れても「トウモロコシ」というのは
覚えています。
あのトウモロコシも
この目の前にある小さな小さな雌花も、
同じようなつけ方で実をつける、というのは
あたりまえのことでも、なんだか不思議なことでした。
ヒメカンスゲがなんとなく違って見えてきたのを覚えています。
目立とうが目立たなかろうが、同じように命は着実に
生きようとしているのですねー。

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
クリックお願いいたします
[PR]
by nabana05 | 2011-03-27 17:23 | 季節

始まり

始まりの季節がきました。

ブログをさぼっている間に
日本はたいへんな災害に見舞われました。
一日も早く被災地の方々に安心して暮らせる毎日が
取り戻されることを祈るばかりです。
しばらくテレビの前で呆然とし
自分にできることは何かと自問しました。
支援の届かない集落がまだあり、
原発も収まる様子をみせません。
長くいろいろな人の努力が重ならないと
抜け出せそうもない、今回の事態。
これからも、自分にできることを具体的に
継続的に実行していく必要があると考えました。

地震の3日後、以前から決まっていた
小学校の出前授業をやりにいきました。
まだ余震の続く中で、子どもたちも
ときどき机の下にもぐりながらの授業でした。
ちょっと季節外れだけれど、小1に
タネの不思議を伝える授業でした。
くるくるまわるタネに「わーっ」という歓声。
子どもたちも簡単な模型をおりがみで作り
飛ばしてみます。
椅子に乗るやら先生の特別許可で机に乗るやらして
大騒ぎでタネの模型を落としていました。

帰り道、坂道を自転車で登りながら
いつもの出前授業より、子どもたちに
自然の不思議を伝えられる一時間が持てるということは
なんと貴重なことなんだろう、としみじみしました。
いつどうなるかわからないからこそ
子どもたちには一時間一時間
喜びのあるときを持ってほしいものです。

また、自然の中を歩きながら
自然のパワーってほんとにあるんだな、感じました。
鳥のさえずり、こずえの芽ぶき、風。
そうしたものにふと一体化することで
ほんとうに心持が変わるから不思議です。
e0047581_1765411.jpg

善福寺公園で。まだつぼみがほどけていないムラサキケマン。

e0047581_1783611.jpg

玉川上水のアセビ。まだ、咲きたての感じだった。

e0047581_17333391.jpg

善福寺公園のヒサカキ。ヒサカキというと、ツバキ科と思えないくさい花、というようなイメージが強く、
きれいと思ったことはなかったが、咲きたてはこんなにすがすがしい…。

まだ新鮮な花たちを見て、私も始まりの季節に、一歩ずつ歩んでいかなくては、と気持ちを新たにしました。

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
クリックお願いいたします
[PR]
by nabana05 | 2011-03-25 17:25 | 季節