自然観察川柳
人の汗 ホタルの光に 結晶す
野川公園の自然観察園でホタルの観察会が行われました。
ICUの森林を背景に草に囲まれた湧水の池に乱舞するホタル。
草の陰で動かないで点滅するのはメス
飛び回るのはオス。
気温も適度で風もさわやか、最高の観賞日和でした。
このホタルは湧水のきれいな水で育っていますが
ホタルの住める環境をつくるためにはボランティアさんたちの
大変なご苦労があります。
東京で自然の状態を維持するとはそういうことなのですね。
東京の多くの箇所で多様性のある昔ながらの自然が保たれているところには
その陰に多くの人の手がかかっています。
野川の自然観察園もそうしたところです。
かつては雑木林などを利用する中で自然を管理し
手を入れながらバランスのとれた生態系が保たれてきたのでしょう。
今は生産活動とは結びつかないので
多くのボランティアさんの地道なご苦労が支えている場所が多いのです。
公園や行政とボランティアさんが上手に協力しあうことが
東京の自然のためには大事なことなのだと思います。
その一年のご苦労がホタルの光となっているのだなあ、としみじみしたひと時でした。
写真は自然観察園のトクダミとウツボグサ
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